doublubonのブログ

色々なことについて書きます

軽井沢の件

お久しぶりです。
先日起こった軽井沢のバス事故、俺の友人とまでは言わないながらも、知っている人が犠牲になってた。それ知って心臓がキュッとなった。ああ、人の死ってのは自分から遠く離れれば離れるほど文字どおり「他人事」だし、近ければ近いほど「他人事ではない」のだな、という当たり前のことを再確認した。
誰かを断罪したところで徒労に終わる話だ。ルートを変更した運転手を断罪しても、杜撰な経営体制で休憩を「取れる場所で」程度で考えていたバス会社を断罪しても(もちろん経営責任は問われなければならないが)。誰かに責任をなすりつけ、その人に悪罵を浴びせかけたところで死んだ人は還ってこない。本当に批判されるべきは、こんなガバガバなバス会社を野放しにした業界であり、格安だからといって安全性について適切な注意喚起を施さなかった我々市民である(言わずもがなだが、今回の件で過剰にプライベートを報道し、ゴシップばりのクソ記事、御涙頂戴記事を量産したマスコミは万死に値する)。「他人事ではない」ということは、自分が格安バス会社を使う可能性を否定し切れないところから生じるものだと思うし、ならば格安なりの理由をもっと調べ、問題があるのならそれに対して批判を加えなければならなかった。
難しい話だろうか?日本ではあらゆるものが野放しにされすぎである。それは行政に頼りきりで自分たちでなんとかしなければならないという自発的努力志向の欠如であり、もっといえば怠惰である。


こんな腐った社会は我々の手で変えなければならない。お悔やみの言葉は言わない。